≪競走馬脱走事故≫馬主が組合などに500万円賠償訴訟
岐阜県笠松町の笠松競馬場で2013年10月、調教中に競走馬が逃げ出して軽乗用車と衝突し死んだ事故で、馬主の男性が、競馬場を管理する岐阜県地方競馬組合と警備会社に約500万円の損害賠償を求め、岐阜地裁に昨年10月提訴していたことが分かった。
訴状によると、死んだ競走馬コスモビジョン(当時2歳)は1レース当たり平均11万3000円の賞金を獲得しており、5歳で引退した場合、計約678万円の賞金を得られたと主張。損害は馬の購入金額などを含む計約749万円とし、うち約500万円の賠償を求めている。
コスモビジョンは13年10月28日午前3時ごろ、調教中に暴れ出して町道に飛び出し、軽乗用車と衝突。軽乗用車ははずみで対向車線の乗用車に衝突した。軽乗用車を運転していた男性(当時64歳)が死亡、乗用車の男性が軽傷を負った。
同組合は「適切に対応していく」とコメントした。【野村阿悠子】
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